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  • 活動の経緯・沿革

活動の始まり(2020年6月)

私たちは、もともと「BBS」という更生保護活動を行うボランティア団体の会員でしたが、このコロナ禍という状況で従来の活動を実施することが困難になってしまいました。

私(植竹)は、茨城県BBS連盟の会長という立場でもあり、県内には約60名の大学生が茨城県BBS連盟に入会していましたが、彼ら彼女たちに従来の活動の機会を提供できないことのもどかしさを感じていました。

そんな2020年6月に、現在私がコーディネーターとしてコミットしている千葉県鎌ケ谷市の市民団体が、オンライン学習支援活動を始めるということを耳にしました。

私は、茨城県BBS連盟に参加している大学生たちに「オンラインで何かできることはないか」ということを考え、このオンライン学習支援の仕組みを取り入れようとしました。

このプロジェクトに関心のある学生は、7人集まってくれて、そこからオンライン学習支援活動を始めました。

For Everyone Studyという団体設立へ(2020年8月)

元々の茨城県BBS連盟のボランティア団体でしたが、BBS連盟は有償ボランティアはできないということだったので、新しく団体設立を行うことにしました。

8月の時点で5人の子たちへの学習支援活動を行っていたのですが、オンラインで「勉強はしたくないけど話し相手をしてほしい」という相談を受けて、学習支援ではなくて、話し相手の活動(コミュニケーション活動)を行うことにしました。

For Everyone Studyの団体口座の作成(2021年2月)

代表の自分としては、このプロジェクトは3月までで終了をするつもりでした。しかし、この時点で活動数も12人ほど行っていたため、覚悟を決めて活動を継続するために団体口座を作成し、本格的に行っていくことを決めました。

しかし、私も心理学や不登校に関する専門家ではないので、常磐大学の学生のゼミの准教授に講義や共同研究を行うことで私たちの活動が支援者の一面的な活動にならないようにしようとしました。

不登校経験がある大学生たちの入会(2021年4月)

団体を設立した翌年に、入会した大学生の中には自分たちが不登校経験がある子たちが4人参加してくれました。

その中で不登校の経験を保護者に伝えたり、保護者の相談に乗ることができる大学生がいたため、より不登校で悩んでいる方に寄り添った活動ができるようになりました。

共同研究の実施(2021年8月)

私たちが最初に取り組んだのは、不登校の児童生徒に関わる大学生たちが「最初にどんな風に関わっていけばいいのかが分からない」という課題があったので、不登校児童生徒の特徴やこういうかかわりをしてほしいという組織としての考えを伝えたりする「スタッフの育成プログラム」を共同研究で行いました。

また、同時に、このオンラインでの不登校支援活動が社会心理学的にどんな影響があるのかをまとめる共同研究も行い、利用してくれている保護者や当事者、スタッフにアンケート調査を行い研究を行いました。

早稲田マニフェスト大賞 エリア選抜(2021年10月)

早稲田マニフェスト研究所のマニフェスト大賞でエリア選抜で入選しました。
私たちの活動をまとめる機会になると思って、応募してみたところ関東のエリア選抜に入賞しました。
色んな視点からFor Everyone Studyの活動を評価してもらうことの意味を感じました。

通信制高校の高校生の子たちがスタッフとして加入(2022年4月)

2021年4月に所属してくれた大学生がある通信制高校の出身で、その後輩でボランティアをしたい子が新しく加わってくれました。小学生の不登校の子へのコミュニケーション活動を行って、自分の経験を活かしてこどもたちと関わってくれるようになりました。

こども環境学会 ポスター発表(2022年7月)

宇都宮大学の長谷川万由美教授と「大学生と高校生による不登校児童生徒へのオンラインでの1対1での支援」という題目でこども環境学会でポスター発表を実施しました。

翌日、審査を受けて、優秀ポスター発表賞を頂きました。

チャレンジいばらき県民運動主催:いばらきチャレンジアワード「支え合い」2022 県知事賞の受賞(2022年11月)

活動を行っていくと同時にいろんな方から「自分たちの活動を知ってもらうためにもコンテストとかに応募するといいよ」というアドバイスを受けたことから、紹介されたいばらきチャレンジアワード「支え合い」2022に応募をしました。

その結果、ファイナリストに選出されて、私たちの活動が評価されて、茨城県知事賞を受賞することになりました。

場所を問わずに全国の大学生が加入(2023年3月)

色んな青少年関係のイベントを通じて、北海道、京都、福島、福岡などの大学生が新しく加入して、活動を担ってくれました。

こども家庭庁のこどもまんなかアワードにて、代表が「こども・若者活動奨励章」を受賞(2023年11月)

こども家庭庁が実施したこどもまんなかアワードにて、代表の植竹がこれまでのボランティアの実績とFor Everyone Studyの活動が評価されて、「こども・若者活動奨励章」を受章しました。